第17回 A1クラブミーティング in 箱根


関西組・往路編 レポート by HIDE

復路編 レポート by ジローさん 
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さて、皆さんお待ちかね?の 関西組・往路編です。

当初の予定は、アフロさん、Simap-on君、IKE君と私の4名で
(ジローさんは例年通り、昼からソロで追撃体制で参加)
AM7:00に名神/大津SAで待ち合わせ後、揃って出発。
一路東へ高速を直走り、養老SAで給油、東名入りして浜名湖SAで、鷲師匠基地へ入電後
磐田ICで降りて、鷲基地を経由(ここでイシVさんとも合流)して、
昼食を皆で取ってから国1で下道を箱根まで、ゆっくり向かう… 

と、言うプランだったのですが…


以下、写真を交えてレポート致します〜


集合場所の名神・大津SAのパーキングにて。

AM7:00にメンバーが集結しました。

アフロさん   A7SS
Simap-ONさん  A7
IKE君      A1SS
わたし       A7

・・・関西組のメンツは、この4名に加えて、
ジローさんが例年通り お昼からソロで参加。 となりました。

さぁ〜て 出発するべぇ〜♪ と思いきや、
アフロさんから待ったの声が・・・
どうしたの?・・・ という問いかけに、

「う〜ん・・・ なんか調子悪いねぇ・・・ 
キャブ開けていいですか?」 


と、言う事で、到着して5分で開店です(笑)
もはや手馴れた手つきでエンジンカヴァーを外し
キャブを取り出している。
・・・と、ここでカバンから やおら違うキャブを出してきた!

え?! キャブの予備まで持ってきたん(笑)

なんとも用意周到やな〜とツッコミつつも
内心同じVM26を持ってきてくれた事は
私にとっても(へっぽこすれば)
有難い事なんですが〜
アフロさんがキャブをイヂッている間に
私もプラグのチェックなんぞをしてみる・・・

まあ、まだ時間は有るわなぁ〜と、
この時は余裕をカマシていたんですが〜


もうスグ交換も終わりそうなので、
先に給油しに行って出発の時を待つ・・・
・・・と、キャブ交換を終えて
最後にスタンドへ給油に向かったアフロさんが、
バイクを押して!? やってくる?

え?なに? どうしたんや〜
・・・と、見てみると、キックペダルが、

だら〜ん・・・

すわ リターンスプリングが中で折れて
パーになったのかと一瞬あせったが
キックボスとシャフトの締まりが悪かったみたいで
ボルトを締めなおしてオッケーでした(笑)

さあ、では行き末世〜♪



・・・と、ココまでで、ノッケから紆余曲折?して出発したのが、結局8時過ぎでした。

各自とも様子を見ながら100Km位の巡航速度をキープしつつ、
多賀SAでの給油をパスして約1時間で90Kmほどの走行。
なんとか養老SAになだれ込む。



サービスエリアに入るなり、早速各自が開店開始です(笑)
本日2回目の開店ですね。

私は最後の休みの日を使ってキャブのフロート交換&油面調整で
当日に望んだのですが、プラグB8HSで状態を見てみると
焼けが白っぽい薄い感じ…(チョット怖い)
走っていても、なんだかトルク感が少なく思えるのは
フロントスプロケットを15Tから16Tに交換した為だろう…
と思うようにして、
その分、回転数は以前に比べてセーブしながらでも、
ある程度のクルージング速度で
キープできていたんですが、やはり気になった(焼け具合が)ので、
A/Sの開度を、1と1/2から1と1/4にして次のSAまで
様子を見ることにしました。
IKE君A1SSも、ミーティング前に私が整備したのですが、
コチラもなんだか薄い感じで・・・
(PJの交換だけして油面等は触っていなかった)
JNの位置を3段目から上2段目にしたのが裏目に出たのか?
それ以外はノーマルの仕様のままだったが
やはり油面調整も見ておいた方が良かったかなぁ〜と、
今回は余裕〜♪ですよ、という顔をしていたSimapさんに
彼のキャブ調整をお願いして見て貰う事にした。
どう言った話しの筋からか、フロートバルブが悪いのでは?
と言う事で、私が持参していたリプロのんと交換する事に。

その後、油面を見直して調整。

と、言ってもジャム瓶もノギスもなかったので
タイヤの空気ゲージの目盛りで
アバウトに合わすしかなかった・・・

でも、このお蔭?で、
彼のは最後までへっぽこ無しで走りきりました。
Simap-onさん以外は、全員こんな感じで・・・(笑)

後ろの屋根付きバイク置き場では
クラブマンに乗った団体さんが、
あぁ〜 アホな事しているやなぁ〜 という感じで
冷ややかな目で見ておりました・・・

各自が其々のメンテを終えて、
SA内を給油がてら試走してチェック。

さあ、これでなんとかいけるかなぁ〜


次の停車(給油)目的地点は、浜名湖SAやね。
と、話ししつつ、また様子を見ながらの出発となった。

この日の天気は上々で、停まって(開店して)いる間は、
汗ばむほどの陽気でした。

暑いから はよ走りだそや〜 (私)

と言う事で、養老SAを出発。
その後の悲劇がアフロさんに襲い掛かるとは知るよしもなしに・・・



養老SAから浜名湖SAまでの間には、もう一箇所、上郷SAというのがあります。
皆の単車の燃費から計算すると、リッターあたり15Kmも走っていれば
この上郷SAでの給油をパスして一気に浜名湖SAまで行ける・・・
静岡の鷲師匠基地では、既にイシ三さんが合流して待っているとの事。
大整備大会していたせいで、時間が予定よりも遅れている分
少しでも早く磐田ICにタッチダウンせねば・・・ 
浜名湖SAから鷲師匠基地までは30〜40分ほどの時間なので
もう暫くお待ちくださいと入電報告をしておきました。

名神かた小牧JCTを経て東名入りをし、皆が順調に走っているかのように思えた。
私が先頭を切って走っていたのですが、浜名湖SAの手前で検札を受ける処になって
後ろを見てみると、アフロさんが居てない!

あら?! アフロさんはどうしたんや〜? 

と、残りの二人に聞くと、 「上郷SAあたりから 消えました」 って言っている。
まさか!と焦りながら、ふと取り出した携帯を見てみるとアフロさんからメールが入っていた。

上郷SAで給油してから追っかけます。

と言う事だったので、どうやら無事に走っているらしい。
検札所脇の停車エリアでは愛知県警の覆面さんが居ていたんで
ココで長居して待つわけにも行かないので、
「先に浜名湖SAに行ってるよ〜」 と、返信して
先に3人で出発する事にした。

浜名湖SAに着いて、早速、携帯を取り出し鷲師匠に報告。

あの〜 アフロさんが給油してくる分、遅れてくるんで
来たらちょっと休憩とって スグ其方へ向かいます〜
 

と、鷲師匠に告げ、アフロさんが来るのを待つ・・・
と、携帯を見てみると着信履歴アリ。
アフロさんから?! なんで? 走ってるのんとちゃうん?と思いつつも
一瞬にして過ぎった嫌な予感を抑えつつ、
まさかなぁ〜と、彼に入電してみると・・・ 出るんですね。電話に・・・

え?今どこなん? なんで? どうしたん?

走っているハズ・・・と思ったいた彼が電話に出た時点で???マークだらけで
状況が理解できなかったが、

いやぁ〜 上郷の前から調子悪くって ガスが持たない気がしたんで
給油に入ったんですわ。 んで、SA出てから さらに悪くなって
なんか片肺になったんで、その次の美合PAって処で停まってます。
これからエンヂン開けてみてみますわ〜


と言っている。
状態がどんな感じなのか(自走できそうなのか?)を連絡してね。
と言って待つこと数十分・・・
業を煮やして再度入電してみると・・・

なんかピストンがオモロイことになってますわ〜

って・・・ それって もうアカンのとちゃうの〜(爆)

浜名湖SAで待ってくれていたSimapさんとIKE君に
先に鷲師匠の処へ行って合流してもらい、4名で先に箱根に向かって下さいと、
あらためて鷲さんに話しをして、私はアフロさんを救出しに向かいました。

浜名湖SAは、上り下りとも同じSA内を共有しているSAで、
ここでUターンかまして戻れるなら良かったのですが、それは出来ない・・・
先の浜名西ICまで走って、そこから折り返しで、美合PAのある処まで
西に行き越してからでないとアフロさんの居る上り側のPAへは行けないので、
結局、岡崎ICまで走っる事にした。
浜名西ICから50Kmほど走って岡崎ICで降りたところで、
市内でトランポを手配するのに、スタンドのお兄さんに、
レンタカー屋さんどこですか〜と 聞いて 探し回って、
ようやく名阪?東岡崎駅ちかくのレンタカー屋さんになだれ込むことが出来た。

速攻で自分のバイクを積み込んで、再び岡崎ICから東名入りをした。
岡崎ICから美合PAまでは、5Kmほどの距離だったのでスグに着いたのですが
アフロさんはどこや〜 と探すと・・・





あれ? 疲れ果てて寝てました(笑)


さらにUPで!



ヲイヲイ〜(笑) 

はぁ〜 私のほうが ちから抜けてしまいましたわ〜(笑)


その後、なんとか二台のアベンジャーをトランポに載せて
一気に御殿場ICまでGO!です。
(運転はアフロさんね)

途中で入電を何度か頂いていた佐渡島兄上さんやTAKEさんから
情報が伝わって居たようですが、途中で私の携帯電話のバッテリーがなくなったので
音信不通となり、ご心配をお掛けしたのでは?(スミマセンでした)
その節は、本当にお世話になりました〜

・・・と言うことで、もはや夕飯にはあり付けないかなぁ〜と思っていたのですが
なんとか宴会の時間にタッチダウンできました。

宴会以降の「魂整備」は、皆様がご存知のとおり・・・

本当に色々とお世話になり、有難う御座いました!



・・・と、ここまでで一旦 HIDE'sレポート・往路編をを閉じさせて頂きます。
続きましてジローさん作の復路編をどうぞ!




2004年 サムライの旅 

レポート:ジロー 
2004/06/07(Mon)

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サムライミーティングから一夜明けまして ウソのような快晴が広がっております。
楽しく過ごさせていただきありがとうございました。
やはり時間が短くって ろくに話もしないうちにあっという間に終わってしまいました。
アレだけの台数のAシリーズが揃ったのも初めてではないでしょうか。
帰りの朝が大雨でしたので 写真が全然無いのが悔やまれます。

気になる路肩関係ですが…。

行きは アフロ氏の点火時期変更によるヤキヤキ?で 緊急レンタカー搭載参加がメイン路肩でした。
なんとアフロA7は旅館でシリンダーお座敷ホーニング&なぜか登場新品ピストンで 深夜の魂メンテ!
帰路は岡崎までレンタカーを帰しに行って 岡崎から深夜メンテ車で姫路まで帰ろうということになりました。
ミーティングの一環ショートツーリングは すでにトラブル連発の予感がしたところで
遠慮させていただいて(段取りくださったHaSueさんスミマセン)
大阪隊はまず(Sバイヤ人のキャブいじりを横目に)岡崎に向け発進しました。



まず沼津インターまでにイシIII本部長の
アクセルワイヤーすっぽ抜けかける2で腰砕け。

続いてスタンレーの魔女がナンボのもんじゃ〜と
暴言青影くんは 謎の一気筒死亡で雨中プラグ交換。
高速に乗って〜 
HIDE A7謎のオーバーフローで緊急避難。
キャブバラシの後謎を残して再出発。


岡崎でレンタカー返却し魂整備のアフロ号行動復帰し養老出発時には
一見全員快調に帰路をひた走る筈が・・・


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養老SAを出発し アフロ号の再焼きを心配しつつ多賀SAへ。
「以前の調子よさに戻りつつある」なんて言い放ってしまうアフロ氏を
「ひとりで走ってる時に焼いといてくれな困るのー」といつもの訓示でイジメつつ和やかに夕食。
後は京滋バイパス→大阪組と大津SA→京都市内組で解散しようと楽勝ムードが漂ってきたところで…。
SimapOn号が百回キックをかましつつ出発できないでいた。
そういえばSimap号だけノーミスやないですか とチャチャを入れる。
どうやら購入時から充電が悪くて 発電コイルの蒔き直しまでしてもらったことがあるらしい。
青影のMFバッテリーと交換しようか?というと 
じぶんでMFバッテリーを持ってきたのでそれと交換すると。
まるでカップラーメンにお湯を入れるように新品バッテリーに液を入れている。
「追いチャージャーしないと やっぱり電圧低いで〜」
というかいうまいかにはバッテリーをつないでキックして ほ〜れエンジンかかった〜という顔をしているので
大阪隊はSimap号 アフロ 青影の順で走ろうと多賀を発進。
アフロ号の再焼きを心配していたところが 暗闇雨の中Simap号が結構なスピード(100キロぐらい)で
走り出したので う〜んSimap号はバッテリーをチャージするべくアクセルを開けているのか
これはマズイ!アフロ号が再焼きしたらどうしよう と ドキドキしつつ京滋バイパス分岐に向かった。
栗東周辺はアップダウンが多くて かつ電灯がないので真っ暗闇だ。
ここでアフロ号を焼いたら路肩どころじゃないよな〜と思っていると
Simap号がまさかの路肩墜落!
順順に路肩に着陸。
多賀SA出発後20キロも走ったか走らないか程度で何が起こったのか?

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京滋バイパス分枝点手前は 登坂車線と分枝レーンをかねた三車線道路で
結構な登り勾配がついており かつ街灯が全くなく真っ暗闇で
そのだだっ広く深い闇に不時着して原因を探ることにした。
長距離トラックが結構なエンジン回転ですぐ脇をすっ飛んでいく。
Simap号は右が失火しているようだった。
一番後ろに青影をおいて ウィンカーを出しながらアイドリングさせて
ヘッドライトをつけておいた。
沼津で起こった謎のプラグ死亡がまた起こったらどうしようなどともチラッと考えた。
Simap号はとりあえずプラグを見ようということになった。
果たしてプラグは比較的にいい状態だった。
とりあえず交換する。 残念ながら今ひとつだ。「不等爆発している」と誰かが。
とりあえず危険なので京滋バイパスはやめて 大津SAに寄ろうという事になった。
イッ気筒でもエンジンが動いている間に大津までなんとか行こうと。
慌ててまたがって発進しようとするとアフロくんが なぜかプラグを外して点検し出した。
とりあえず大津まで行こうぜ〜と急かしつつ Simap号にまず発進して車の流れに乗れと。
ところがずんずん不調になってきて坂道を発進する力もないと。
再び ヘッドライトでロープ牽引をしようという事になった。
ロープで牽引して大津SAまで行かないと どうもこうもないと言うことになったら
皆それなりに必死になった。 実際にロープ牽引で走ったことなど普通はないと思うけど
それしかないとなったら腹は据わるものである。
Hideさんは きじくんを実際に牽引して帰ったことがあると言っていたが
まさかまた牽引をすることになると
ロープを持ってきていながらも思っていなかっただろう。
Simap号にロープを巻いたところで 反対車線を走行中のクルマが 赤の回転を出して走り去ったのが見えた。
もし反対車線から見えていたら どこかでUターンして来て絞られるのに違いないのであせった。
霧のような嫌な雨が降っていた。
牽引の準備ができたのでHIDE号とSimap号がでっかいトラックがすっ飛んでいく車道に向けタイミングを計り出した・・・

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…後続車が来ないタイミングを見計らいつつ そろそろと連結された単車が発進した。
横をアフロ号きじ号で護衛しつつ左車線のはじっこを50キロ前後で走行していった。
途中で流行りの大型スクーターが「我関せず」と涼しい顔で追いぬいていく。
モーレツなスピードで追い上げて来るクルマには手を振って 車線変更を促しつつ走ると 
京滋バイパス分枝の手前に草津PAの看板が出た!
あと2キロ…1キロ …タッチダウン!
続いてパーキングで復旧作業に手を出した。

 ロープ牽引でドナドナされてきたSimap号。
どうもバッテリーがへたると
ヘッドをつけて走行できないようなので
青影のバッテリーと交換することにした。


上がりかけのバッテリーで 同じバッテリー点火車の青影が走れるのかと思ったけれども
意外と普通に始動できてヘッドもつけることができた。 一応ウィンカーもOK。
simap号も バッテリーが元気なら一応走ることができるようなので
大阪隊は京滋バイパスへ入ることにして ここで解散した。
チャージしないダブルやKA(電池バイク状態)で 少しでも距離を走ろうと思ったら
やっきに回転をあげてもチャージしないどころか 点火にバッテリーを食われるのを
何回も経験していたので トップギアー80キロぐらいで回転を落として走ることにする。
このあたりはなんとなくフラマグ車と違う。
先頭を走ってお尻は昨晩の魂整備アフロ号に任せることにして発進。
HIDE号きじ号と手を振って京滋バイパスへ。
トンネルを抜けるて 真っ暗な奈良県側をはしった。
やはり半あがりのバッテリーではヘッドライトを点けても暗くてキャッツアイが
少し光る程度で かつヘッドにバッテリーを使うためか 火花の飛びが悪くなったので
真っ暗闇の中手元スイッチでヘッドだけ切って走った。
雨が降ってる中 ヘッドライトを灯らないで走ったこと ちょっとまえにあったなー。
ミラーに二台のヘッドライトがコウコウとみえるので 二台ともなんとか走っているのだろうと安心しながらはしった。
アフロ号が走らない状態なら 共倒れで皆帰れなかったかもしれないなあとなんとなく。
無事にバイパスから名神に返り咲いて 山陽道でアフロ号は姫路へ走っていった。
吹田インターになんとか二台とも辿り着いて家へ帰ったら10時半。
はー これってムカシのトリプルスみたいだな〜って。

しかしこういう大変なアソビって やっぱり今時流行らないんだろうなあと思う反面
他では得られない楽しみがある(そりゃ冬山登山なんかもっと厳しいんでしょうが)と実感しながら
月曜の仕事をこなしておりました。
無事に生還できましたのは 夜中の魂整備のおかげかなと♪
お疲れさんでした。


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